トマトやナス、トウモロコシなど、太陽の光をたくさん浴びた“夏野菜”がお店に並ぶようになってきました。
色とりどりの夏野菜を眺めていると、数年前よりも明らかに種類が増えていることに気づくはず。最近では“フルーツトマト”や“塩トマト”など、一個数百円もするような珍しくておいしいものの他、大量生産が難しかったり、鮮度の関係で都心までは流通が難しかったレアな野菜に出会える可能性が増えているんです!
そこで今回は、ママ野菜ソムリエの筆者が見かけたら即購入する“夏のおいしいレア野菜”を5つご紹介します。
■1:ブラックチェリー(ミニトマト)
サクランボの種類ではなく、黒や濃いえんじ色のミニトマトです。見た目からは想像がつかないほどのジューシーさが魅力。サラダやピクルスでシンプルにいただく際は、赤や黄色、オレンジなどの定番色のミニトマトと合わせると、カラフルで楽しいですよ。
■2:アーティチョーク
ヨーロッパやアメリカでは非常にポピュラーな野菜ですが、日本では馴染みが薄いですよね。成長するとアザミに似た紅紫色の花が咲きますが、食べるのは花が咲く前のつぼみ。
赤ちゃんの頭ぐらいの大きさがあるつぼみは丸ごと茹でて、少し肉厚になった“がく(花弁の外側)”や“つぼみの芯”をいただきます。ほくほくとした食感でソラマメやクリのような風味が楽しめ、食卓にあるだけでもオシャレな雰囲気を演出してくれます。
■3:アイスプラント
南アフリカ原産の、機能性野菜。葉や茎の表面にキラキラとした水滴のような粒々が付いていますが、粒々は水滴ではなく、ミネラル分を多く含むブラッター細胞と呼ばれる葉の一部なのです。
カリウム、マグネシウムなどミネラルが豊富で、βカロテンなどの栄養の他、アミノ酸や抗酸化物質など、機能性の高い物質も多く含んでいます。
また、プチプチとした食感とほんのり感じる塩味はまさに新感覚! トマトと合わせてサラダにしたり、キラキラな見た目を活かして付け合わせにしたりすると良いでしょう。塩味があるので、炒めたり、焼いたり、揚げたりしてもおいしくいただけます。通年栽培されているようですが、涼しげな見た目を最大限に活かすなら今ですよ!
■4:紫オクラ
サヤの色が鮮やかな紫色のオクラ。赤オクラとも言われています。生の状態なら写真のように色の違いが分かるのですが、茹でてしまうと一般的なオクラと同じような緑色に変わってしまうので、ぜひ生で食べてください。
オクラを生食は、まるごとのまま塩で板ずりするだけでOK。薄切りにして、サラダの彩りなどでいただきます。オクラは切り口が星形になるので、子どもも喜んで食べてくれるはず。
■5:ルバーブ
見た目が、まるでフキのような、ハーブの仲間。ざくざくとカットして、お砂糖を加えて、少し煮るだけであっという間にとろけて、ジャムになります。
酸味があり、さっぱりとした味わいなので、食欲がなくなりがちな暑い夏の強い味方。ルバーブのジャムはパンに塗ったり、ヨーグルトなどに加えて食べたり、普段使いできるのも嬉しいですよね。
いかがでしたか?
都会のスーパーなどで見つけられなくても、夏休みにお出かけした時などに、ぜひ野菜の直売所をチェックしてみてくださいね。運が良ければ夏季限定のレア野菜に出会えるかもしれませんよ!
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【著者略歴】
※ 藤田光樹・・・ママ野菜ソムリエライター。独身時代に、野菜ソムリエの資格を取得。野菜ソムリエ歴・約10年。今までに、高級スーパー青果売り場・農園・ハーブ園などに勤務し、生産から販売まで、幅広く経験。現在は、2人の姉妹のママをしながら、野菜と食、子どもや暮らしに関する記事を中心に、野菜ソムリエWEBライターとして活動。忙しいママでも、野菜をおいしく楽しく取り入れられるレシピや暮らしのヒント、簡単に、親子で野菜を育てる楽しみ方などを提案しています。また、バナナソムリエとしても、レシピ開発や魅力を発信中。趣味の家庭菜園は、10年以上。埼玉で、薪ストーブを活用した木質バイオマスエネルギーによるロハスな暮らしを実践中。