産まれてくる子どものためにも、今からバランス良く栄養を摂る必要があり、ママもみんな意識をしているはず!
ですが昨今、女性の痩せ傾向が加速しており、厚生労働省の発表では痩せている成人女性の割合が12%を超えて過去最高となったのです。
痩せた女性からは、低体重の子どもが産まれやすくその子どもは肥満になりやすいと最近の研究では分かっているそう……。
そこで今日は、“妊娠前から気を付けたい栄養バランス”についてお話しします。
■妊娠中だけじゃない!妊娠前から気にするべき栄養素4つ
妊娠してから子どものために食事に気を遣う人は多いけれど、実は妊娠前から気にしなくてはならない栄養素がたくさんあるのはご存知ですか?
今回は代表的な栄養素をご紹介します!
(1)葉酸・・・不足すると胎児の神経管閉鎖障害を起こす可能性が高くなると言われ、脊椎や脳の発達に影響を及ぼす恐れがあります。妊娠中の体には、成人男女の1日の必要量の2倍にあたる0.4mgの摂取が推奨されています。
これを食事だけでまかなうのは難しいため、妊娠前から補うようにする必要があり、ほうれん草やブロッコリー、小松菜などの緑黄色野菜、豆類、牛レバーなどの食材に豊富です。
(2)鉄分・・・妊娠すると胎盤と胎児の成長のために母体からたくさんの鉄分が奪われ、疲労感、動悸、息切れなど妊婦の約6割が“鉄欠乏性貧血”になります。
食材では貝類、ほうれん草、ひじきなどに多く含まれています。
(3)カルシウム・・・赤ちゃんの骨や歯、血液をつくるのに欠かせないカルシウムは、日本人は全体的にカルシウムが不足気味なので、妊娠中は特に意識して摂るように心がけて!
牛乳、小魚、ひじき、豆腐、小松菜、ブロッコリーなどの食材に多く含まれています。
(4)亜鉛・・・日本人の3人に1人は不足していると言われる亜鉛は、細胞分裂に不可欠なミネラル。亜鉛が足りないと、低出生体重児のリスクを高めるだけでなく、合併症などのリスクも高まります。
牛肉やウナギのかば焼きに多く含まれますが、スナック菓子や加工食品に含まれる添加物によって吸収が妨げられるので食べ過ぎに注意!
■ママの食生活がそのまま赤ちゃんへ
もちろん、妊娠~育児中の時期も大事でママの食生活がお腹の赤ちゃんの栄養状態に繋がります。そして、妊娠時期によっても赤ちゃんに必要な栄養素に違いがあります。
監修:東峯婦人クリニック副院長 竹内正人先生 参考文献『日本人の食事摂取基準2015年度版』
産科医東峯婦人クリニック副院長の竹内正人先生は妊娠前の食生活が赤ちゃんの栄養に繋がると、下記のように述べています。
「昔から言われてきた“小さく産んで大きく育てる”は間違いで、妊娠中の栄養不足が原因で、赤ちゃんが小さい場合は、将来的に肥満や生活習慣病になりやすいこともわかってきているので、妊娠中だけでなく妊娠前にも栄養バランスを考えた食生活を送ることが大切。
妊娠中の悪阻などで食べられないときは、無理せず食べられるものを摂るようにしましょう。水分補給と栄養が摂取できるゼリー飲料なども良いです。」
このように、さまざまな栄養が赤ちゃんの成長にとても重要な働きをしていることからママもバランスよく栄養を摂る食生活を心掛けたいですね。
■食べたくない・忙しいときは手軽に栄養補給!
だからといって、食べ物から全てを摂取しようとしても、実際はとても大変!
そんな時、便利に栄養補給ができる食べ物がゼリー飲料です。
たとえば、代表的なゼリー飲料であるinゼリーシリーズでは、目的別で種類があってとても便利なのをご存じでしょうか。
●ウイダーinゼリーマルチミネラル・・・5種類のミネラル配合(カルシウム、鉄、マグネシウム、亜鉛、銅)で、不足しがちなミネラルを配合しています。
●ウイダーinゼリーマルチビタミン・・・葉酸をはじめとするビタミンB群など11種類のビタミン配合で、これひとつで一食分以上のビタミン10種、1日分以上のビタミンCを補給できます。
また、他にも妊産婦が摂取すべき鉄分、亜鉛、葉酸、カルシウムに関しては下記のようなゼリー飲料もオススメです。
●鉄分、亜鉛配合のゼリー飲料・・・女性に不足しがちな鉄とビタミンB12、葉酸を配合しています。
いかがでしたか?
さっぱりとして食べやすい味とツルンとのどごしがいいので暑くなるこれからの季節にピッタリ! このようなゼリー飲料を利用して、上手に栄養補給をしていきたいですね。
【参考】
※ ぷるんと蒟蒻ゼリースタンディング 鉄 – ORIHIRO
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