ここ数年で、“食育”という言葉が一般的に使われるようになりましたよね。
「しっかり栄養あるものを食べて、元気にすくすく育ってほしい」という想いは、どのママも同じだと思います。
しかし、「“食育”ってどんなこと?」と聞かれたら、漠然ととらえていただけで、きちんと把握していなかった……というママも多いのでは?
そこで、今回はいますぐできる“家庭での食育”についてご紹介したいと思います。
■食育の「本来の意味」を知っていますか?
食育基本法では、
(1)生きるうえでの基本であって、知育・徳育および体育の基礎となるべきもの
(2)様々な体験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てること
とあります。
つまり、健康的な食生活を送るために、食に関するあらゆる知識を育てていきましょう、ということですね。
「このお料理はどうやって作るのかな?」
「このお野菜は、いつ、どのように育つのかな?」
「このおいしいお肉は、どの動物だったのかな?」
などなど、さまざまな食に関することに興味をもち、理解していくことが“食育”として最初にしていくことです。
■子どもへの「食育」、もしかしてまちがっていた?
上記を読んで、「あれ?」と思ったママもいるかもしれませんね。
「栄養があるから食べなさい」
「もっとお野菜を食べないと病気になるよ」
というお話を子どもにするママもいらっしゃると思いますが、それは食育ではなく“栄養学”です。
食事の栄養バランスももちろん大切ですが、食に関するさまざまな情報や文化などを学び、「おいしいね」と家族で楽しく食事をする、という「“食環境”を整えていくこと」が、食育です。
食べるということは、栄養を摂るだけのためではありません。みんなで食べることで、心も育まれ、ルールやマナーなども知ることができます。
心も体も育み、食に関する環境を整えてあげるように心掛けると良いと思います。
■6月は食育月間!どんなことをするの?
実は、6月が“食育月間”だということをご存知でしたか?
平成17年に“食育基本法”が施行され、その翌年18年に“食育月間”が定められました。
この期間は、国、地方公共団体、関係団体などが協力して、食育推進運動を重点的かつ効果的に実施し、“食育の普及・啓発”をするため、各県などでさまざまな関連イベントなども実施されます。
ちなみに、“食育の日”もあり、こちらは毎月19日で、この日にも各地で様々な食育の普及啓発活動が開催されています。
また、これからの季節は、野菜収穫体験などイベントがいろいろあります。
そういった食材に関われるイベントに足を運んでみるのも、さまざまな体験ができるいいチャンスです。
■今日からできる!家庭での食育のポイント4つ
「私にも“食育”ができるのかしら」と思ってしまいそうですが、心配いりません。できることはたくさんあります。
(1)一緒にお買いものに行って、食材を選ぶ
「暑くなってきたから、トマトがたくさん出てきたね」など、旬の野菜を選んだり、調理前のお魚を見るのもいい機会です。
(2)一緒にお料理をする
混ぜる、野菜をちぎる、などカンタンなことをお子さんに手伝ってもらいましょう。
お子さん用の包丁を用意して、やわらかいものを切ってもらうのもいいですよ。
(3)一緒に楽しくごはんを食べる
「いただきます」、「おいしいね」、「ごちそうさま」など会話をし、食べたら食器は片づける、など片付けも一緒にできるといいですね。
(4)一緒に野菜を育ててみる
さらに筆者がオススメするのは、ご家庭で「野菜を育ててみる」ことです。
野菜は、芽生えるところから朽ちるところまで、命の最初から最後までを見ることのできる、“食育にピッタリの教材”だと思います。
肉や魚など他の食材では、一生をみることはなかなか難しいですからね。
食に関する知識は一生ものです。
子どもと一緒に楽しく、おいしく学んでくれたら嬉しいですよね。
ぜひ、楽しみながら“ご家庭での食育”に取り組んでみてはいかがでしょうか?
【画像・参考】
※ Oksana Kuzmina、Syda Productions、Ilike / Shutterstock
【著者略歴】
※ 藤田光樹・・・ママ野菜ソムリエライター。独身時代に、野菜ソムリエの資格を取得。野菜ソムリエ歴・約10年。今までに、高級スーパー青果売り場・農園・ハーブ園などに勤務し、生産から販売まで、幅広く経験。現在は、2人の姉妹のママをしながら、野菜と食、子どもや暮らしに関する記事を中心に、野菜ソムリエWEBライターとして活動。忙しいママでも、野菜をおいしく楽しく取り入れられるレシピや暮らしのヒント、簡単に、親子で野菜を育てる楽しみ方などを提案しています。また、バナナソムリエとしても、レシピ開発や魅力を発信中。趣味の家庭菜園は、10年以上。埼玉で、薪ストーブを活用した木質バイオマスエネルギーによるロハスな暮らしを実践中。
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