「子どもが好きな味のドレッシングをかけてみたのに、サラダを食べてくれない……」といった、お子さんの好みの味つけにしたのに食べてくれなかったという経験をしたママは多いのでは?
子どもが野菜を苦手なことには、酸味や苦みなど“味”の理由もありますが、実は“食感”が理由だったりすることが多いのです。
まだお話が上手くできない2歳くらいの子どもの場合はとくに、そのことをうまく伝えられないことから、ママが理由を知らずに「この子は、この野菜が嫌いなのね」となってしまう場合も。
味は平気なのに、食感が苦手というだけで、お子さんがその野菜を食べる機会がなくなるのは残念。そこで今回は、ママ野菜ソムリエの筆者がお子さんが苦手な食感とおススメの調理法をご紹介します。
■子どもが苦手な食感って?
それでは、お子さんが苦手な食感とはどんなものでしょう? 以下に代表的なもの3つを挙げてみます。
(1)固くて噛みにくい
これは、野菜を食べてくれないお子さんがいらっしゃるママから、一番よく聞きます。
お子さんは、つるっと食べられるもののほうを好むので、噛む回数が多くなる葉物野菜などは、どうしても避けがちに。 またサツマイモやカボチャなどの根菜類の皮、ナスやトマトの皮なども食感を嫌がることがあります。
(2)“モソモソ”とした食感
大人にとっては、気にもならない方も多いのですが、サラダに入っているレタスや千切りキャベツは、口の中でモソモソとして、苦手というお子さんも多いです。
(3)“ぐにゅっ”とした食感
しいたけやナスなどの独特の食感や、トマトの種の周りのゼリー状のところなど、あのぐにゅっとした食感が気になるようです。
「え!」と思うものや、「正直分かる!」というものもあったのでは? お子さんの気持ちを大事にしながら、ママもちょっと工夫をして、食べられるようにしてあげましょう。
■「食感嫌いの子ども」を攻略するための調理法のコツ5つ
1:野菜の繊維を断ち切るように切る
繊維と平行になるように切ると、加熱しても食感がしっかり残りますが、“断ち切るように切る”と、やわらかくなるので噛みやすくなります。
キャベツやタマネギ、ピーマンなどは特に分かりやすいので、千切りキャベツや野菜炒めの時などに試してみてください。
2:皮をむく
トマトやナスは皮をむくだけで、意外と食べられるようになったりします。 カボチャやサツマイモ、ジャガイモなども、皮が噛みにくい原因になるのでなるべくむきましょう。
3:サラダはわざと大きめにカットする
キャベツをわざと手で持てるぐらい大きめにちぎって、ディップなどをつけながら食べるようにすると、お子さんも楽しめて、モソモソ感もあまり感じなく、食べられることも。
同じように、ニンジンやダイコン、キュウリなどもスティック状にすると、自分で持って、チョンチョンとディップを付けるのが楽しく、食べるきっかけになります。
4:とろみがつくトマト煮やクリーム煮にする
葉物野菜は、トマト煮やクリーム煮にするととろみがつき、やわらかくなるので食べやすくなります。 白菜やキャベツをシチューに入れるのも、簡単でおススメです。
トマトが苦手なお子さんも、加熱することでグニュっとした食感がなくなります。
5:春巻きや餃子のように包む
シイタケなどグニュっとした食感などは、みじん切りにして、他の野菜も一緒に春巻きや餃子のように包んだりすると食べやすくなります。
お子さんの場合は、味だけでなく“食感”を変えたりするだけで食べられるようになることも少なくありません。ぜひ、今日ご紹介した調理法を試してみてくださいね。
【画像】
※ gpointstudio / shutterstock
【著者略歴】
※ 藤田光樹・・・ママ野菜ソムリエ。 バナナソムリエ。二人の姉妹のママで、野菜ソムリエ歴・約13年。高級スーパー・農園・ハーブ園で経験を積む。野菜をおいしく楽しく取り入れるレシピや、野菜を育てる楽しみ方など紹介している。
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