結婚、妊娠、出産、いずれも女性にとっては人生においてのうれしい一大イベント。仕事をしている多くの人は、こんな時職場に報告をする必要がでてくるかと思いますが、みなさんは、どんな報告してますか?
うれしい報告がゆえに、周りが見えづらくなる人が多く、この時の報告マナーを間違うと同僚から反感をもたれ、その後の仕事がやりづらくなることも……。
また、結婚や妊娠を機に退職をするという方も、その後のママ友との付き合いでも経験する、社会での人付き合いのマナーを身に付けておくことは大事です。
今日は、職場において気をつけておきたい報告マナーについてお伝えします。
■こんな報告は大迷惑かも?
報告マナーで最もよく聞くのが妊娠報告。
多くの女性は「迷惑をかけたくない」「まだ安定期まで心配」などの気持ちから報告を遅らせている人がいます。でもこのことはかえって周囲に迷惑や心配をかけてしまうことが多いということを知っておきましょう。
ギリギリまで働いていたいという気持は分かりますが、おなかが目立ってきた頃まで報告をしないのはNGマナーです。
悪阻などで体調が悪い時でも、「なにか大きな病気にかかっているのでは?」と、会社で心配されてしまいます。また、人によっては妊娠2か月頃で悪阻がひどくなり、入院するほど症状が悪い人もいるので、直属の上司だけにでも早めに妊娠の報告をしておきましょう。
結婚も同じく、入籍の時期などの予定が立っていれば、事前に上司にその旨を伝えておくだけで、準備に忙しい時期に何かと理解を得られるはずです。
ただし、出産報告に関しては無理に急がなくても問題ないでしょう。出産当日は母体の回復をまず優先させ、3~5日以内くらいに「○日に無事出産しました」といった簡単な報告を担当のチームメンバーにメールなどで連絡しておけばよいでしょう。
逆に、喜びのあまり子どもの写真付きで全社員に出産報告をする人もいますが、さすがに職場での温度差もあるので控えた方がよいでしょう。ごく親しいメンバーのみに個人的なメールをして喜びの報告をしましょう。
■好感度の高い報告マナーって?
・職場への報告は、「まず最初に上司へ」が大切
嬉しさのあまり、同僚や仲間に報告したい気持ちも分かりますが、噂で上司の耳に入った、というのは最も避けたいケース。
妊娠や退職などは、仕事全体の流れをコントロールすることが必要になってきます。自分の職場では誰に報告すればいいのか、きちんと把握しておきましょう。
上司に事前に報告しておけば、後に安定期に入った時に、職場の仲間に報告をしてもらうこともできます。
・早めに報告する
結婚や妊娠・出産は、長期のお休みが伴ったり、退職になると仕事の引き継ぎなどが必要になってきます。仕事にもよりますが、半年前くらいには報告し、上司の判断を仰ぎましょう。
とくに妊娠は、安定期に入るまでは、ハードな仕事は控えて体を大事にする必要がありますし、悪阻で休む時あったりなど、上司や職場の仲間の協力が必要になってきます。
「今、妊娠○週です」
「何かとご迷惑をかけることがあるかもしれませんが……」
と、きちんと今の体調と、気持ちを伝えましょう。
とは言っても、安定期に入るまでどうなるか分からないのに報告するのは気が引けるという気持ちも分かります。
もちろん、早めに伝えるのがベストですが、悪阻なども軽く、体調も安定しているようであれば、流産のリスクが少なくなる12週頃まで待っても。自分の体調と仕事を休む(または退職)時期を考え、報告のタイミングを計りましょう。
・退職時は、気持ちよく送り出してもらえるような理由で
今までお世話になった職場に、「家族の病気」などウソを理由にするのはマナー違反です。
「今まで勉強してきたことを生かした仕事をしたい」「子育てに専念したい」など、お互いが気持ちよく納得できる理由で報告をしましょう。
いかがでしたか?
妊娠・出産・退職となると、考えることはいろいろあって大変ですが、職場への報告の気配りが今後のママ友などの人付き合いにも関わってきます。
ぜひ気をつけてくださいね。
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