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Channel: 藤田光樹 – It Mama(イットママ)
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結論、食べてくれます!健康食品を「子どもが口にしない」意外な理由と克服法3つ

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成長期のお子さんにしっかり栄養を摂ってもらいたくて、栄養が豊富な健康食品などを取り入れたいと考えているママも多いと思います。

でも、せっかく買っておいても、お子さんがその食べ物に手を伸ばしてくれない、ということはありませんか?

食べてくれない、でも好きなものばかり与えて栄養が偏るのも困る……なんて悩みの声をよく耳にします。

そこで今回は、野菜ソムリエで2児のママである筆者が、子どもが健康食品を選んでくれない意外な理由とママができることについてご紹介します。

 

子どもたちは、何を見て食べ物を選んでる?

大人は、栄養のことなど頭で考えながら食べ物を選んでいますが、子どもたちは何を基準に選んでいるのでしょうか?

ドイツのボン大学とドルトムント小児栄養研究所の共同研究では、“食品のパッケージが、小学生の子供たちの選択に及ぼす影響”について調査したところ、子供たちはスナックを選ぶとき、特にパッケージが魅力的なものを選ぶ、というとても興味深い結果が出ました。

■デザインは子どもたちの「味覚」も変える!?

この研究は、ドルトムントの小学校から8~10歳の男女、合計179名が参加。調査内容は、子供たちは、栄養必要量を満たしている、ヨーグルトと果物とシリアルでできたスナックを3種類のパッケージデザインからどれを選ぶか、というものでした。

デザインは、普通の標準的なデザインのパッケージ、健康情報を加えたパッケージ、漫画のキャラクターが描かれ魅力的な製品名を加えたパッケージ、の3種類。

結果は、漫画のキャラクターの魅力のあるパッケージのスナックが最も人気で、加えて行われた味覚試験においても、漫画のキャラクターが描かれているスナックが一番人気、標準のパッケージと健康情報が書かれたパッケージは、子供たちにはあまり好まれませんでした。

この研究から、パッケージのデザインで子どもたちが感じる味覚も変わる、ということが分かります。

 

試してみて!子どもが「なんだか食べたくなっちゃう」工夫3つ

調査結果をぜひ家庭にも応用してみましょう。ちょっとした工夫をすることで、ママが食べて欲しいと思う食材も子どもたちが食べてくれるようになってくれるかもしれません。

(1)子どもが好きな食器などに盛り付ける

好みの食器を用意してあげると、それを使いたいという気持ちで、子どもの食べ物へのテンションも上がります。毎日同じ食器ではなく、いつくか子どもの好きなキャラクターの食器を用意しておくのも飽きさせない手です。

もしくは、ランチョンマットを敷いたり、かわいいカゴに入れる、かわいいペーパーナフキンを使うなどして食卓を演出することで子どもの興味や関心を食事にむかせることができるでしょう。

 

(2)ママのひと手間をプラスする

子どもの好きなフルーツをプラスして、食後のデザートの楽しみを与えるのも食事に集中させるための良い方法です。時間があれば、フルーツをかわいい形にカットしてあげたりすると、より楽しみが増します。

 

(3)一緒に楽しく話しながら食べて「おいしい」を共感する

「さぁ、食べてね」というだけより、「ママと一緒に食べようか」と一緒に食べることを楽しむ時間にしましょう。大好きなママと同じものを食べている、ということだけでもおいしさにつながります。

ここで子どもの好きなキャラクターを話に出して、「アンパンマンもにんじんは甘くて栄養たっぷりで美味しいって言ってたよ」、などと子どもの味覚をより美味しく変えるお話をしてあげるのも沢山食べてもらえる作戦になるかもしれません。

 

いかがでしたか?

日々忙しいママにとって、ひと手間が少し面倒に感じることがあるかもしれませんが、楽しみながら食べる時間を演出することは、子どもが健全に育つために大切な要素の一つです。

食事を通してママの気持ちが伝わって、子どもの心も育ちます。成長のためだけに栄養を摂らせるだけでなく、ママ自身も子どもとの食事を楽しむ時間と捉えてぜひ試してみてくださいね!

 

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【参考】

※ Getting children to embrace healthy food – University Bonn

【画像】

※ Khvost / Shutterstock

【著者略歴】

藤田光樹・・・ママ野菜ソムリエライター。独身時代に、野菜ソムリエの資格を取得。野菜ソムリエ歴・約10年。今までに、高級スーパー青果売り場・農園・ハーブ園などに勤務し、生産から販売まで、幅広く経験。現在は、2人の姉妹のママをしながら、野菜と食、子どもや暮らしに関する記事を中心に、野菜ソムリエWEBライターとして活動。忙しいママでも、野菜をおいしく楽しく取り入れられるレシピや暮らしのヒント、簡単に、親子で野菜を育てる楽しみ方などを提案しています。また、バナナソムリエとしても、レシピ開発や魅力を発信中。趣味の家庭菜園は、10年以上。埼玉で、薪ストーブを活用した木質バイオマスエネルギーによるロハスな暮らしを実践中。

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