
source:https://pixta.jp/
桜前線ならぬ“冷やし中華前線”をご存じでしょうか? 冷し中華の食べ始めとなる前線到達を全国で予測するものだそうで、東京は19日だったそうです。冷やし中華の話題がでてくるほど、ここ数日で気温が上がり、だいぶ暖かくなってきていますが、休日にはお弁当を持ってお出かけ、という方も多いのでは?
気温上昇に伴い、同時に気を付けたいのは、お弁当の傷みです。また、いざ食べるときになってお弁当を開けてみたら、せっかくきれいに詰めたのに偏っていたり、バラバラになっていたりして開けてビックリ!なんて失敗談もありますよね。
そこで、今回は、野菜ソムリエの筆者がこの時期ならではの傷み防止の注意点と、お弁当のバラバラ防止のコツをご紹介したいと思います。
■傷み防止のために気を付けたい4原則
お子さんが喜ぶように、食べやすいように、とスマホでレシピを調べたり、かわいくデコったり、とママもいろいろと工夫してお弁当作りに一生懸命ですよね。
でも、これからの時期は傷みやすいので、見た目以上に衛生面により気を配らなくてはいけません。
(1)とにかく手洗いが大切
お弁当作りでは、お弁当箱やカップを触ったり、直接食べるミニトマトなど、手を使って詰めたりすることも多いですね。手が汚れていると、あちこちに汚れをつけることになり、傷みの原因に…。作る前には、しっかりと手洗いしましょう。
(2)しっかり味付けと加熱を
料理の味付けは、少し濃いめにすると、冷めてもおいしく、傷みにくくなります。また、卵・肉・魚は中までしっかり火を通し、作り置きのおかずのときは再加熱しましょう。
(3)ふたをするのはしっかり冷めてから
温かいうちにふたをすると、温度が下がりにくくなり細菌が増えやすくなりますし、水蒸気が水滴となるので、これも細菌が増えて、傷む原因になります。ごはんなど冷めにくいものは、早めにお弁当に詰めて、十分に冷ます時間をとりましょう。
(4)スマホでレシピを見るママは、スマホもキレイに
公園や公共の場など、外出するときにも常に持ち歩いているスマホもキレイとは言えませんね。せっかく手をキレイに洗っても、スマホを触りながら、お弁当作りをしたのでは、元も子もありません。こまめにクリーナーなどで、お手入れをしましょう。
■お弁当バラバラ事件を招かないための3つのワザ
お弁当作りの途中で、「なんだかうまく詰められない」と詰めなおしてみたり、しっかり詰めたと思ったのに、いざ開けてみたらバラバラだったり……。でも、コツさえつかんでおけば、家族にも褒められるきれいなお弁当ができます!
(1)お弁当の詰め方の順番を考える
最初にごはんなど主食を詰め、次は形を変えられない唐揚げなどメインのおかず、その次はお浸しや煮物など形が自由になるおかず、仕上げはできた隙間にミニトマト、という順番で入れるようにすると、崩れにくくスムーズに詰められます。
(2)ピックで留めたり、カップを使ったおかずにする
ミートボールや食べやすくカットしたウィンナーなど、動きやすいものはピックで留めるとバラバラしなくなります。
また、ミックスベジタブルと溶き卵をカップに入れ、チンするとできる、カップを利用したキッシュや、蒸し野菜とホワイトソース、チーズをカップに入れオーブンで焼いた、カップグラタンなどを作るのも、お弁当の中で散らばるのを防げるので覚えておいてください。
(3)隙間埋め食材を使う
定番のミニトマトやキャンディチーズ、エダマメのほか、隙間によってカットして調節できるブロッコリーも見た目的にも彩りがUPする便利な食材です。
その他、蒸かしイモもカットして調節できますし、味付けしなくても、そのままでおいしいのでおススメです。ご飯を炊くときに、アルミホイルに包んで炊飯器に一緒に入れて炊くと、おいしい蒸かしイモができますよ。
ちなみに、レンジは便利ですが、サツマイモの場合は、その性質上甘さが十分に引き出せませんので炊飯器もしくはお鍋で蒸かして作るのをオススメします。
実は、筆者も昔お弁当を開けたら傷んでいて、食べられなかった……という悲しい経験があります。せっかく一生懸命かけて作ったお弁当を食べられないのは本当に悲しいものです。
みなさんもぜひこれからの季節、衛生面に気を付けつつ、見た目もきれいなお弁当で家族と楽しくランチタイムを過ごしてくださいね!
【参考・画像】
※ 「『冷し中華前線』を今年も発表!」のお知らせ – 東洋水産
※ 310 / PIXTA
【著者略歴】
※ 藤田光樹・・・ママ野菜ソムリエライター。独身時代に、野菜ソムリエの資格を取得。野菜ソムリエ歴・約10年。今までに、高級スーパー青果売り場・農園・ハーブ園などに勤務し、生産から販売まで、幅広く経験。現在は、2人の姉妹のママをしながら、野菜と食、子どもや暮らしに関する記事を中心に、野菜ソムリエWEBライターとして活動。忙しいママでも、野菜をおいしく楽しく取り入れられるレシピや暮らしのヒント、簡単に、親子で野菜を育てる楽しみ方などを提案しています。また、バナナソムリエとしても、レシピ開発や魅力を発信中。趣味の家庭菜園は、10年以上。埼玉で、薪ストーブを活用した木質バイオマスエネルギーによるロハスな暮らしを実践中。
【関連記事】
※ えッ冷凍NG!? 「お弁当に入れられない禁止おかず」ワーママのピンチ!への対処術
※ コレなら私でもできちゃう!野菜を使ったお弁当のおかず「簡単小ワザ」4選
※ 運動会のお弁当はコレで決まり!「手づかみで食べやすい」子どもに人気の旬のおかず5選
※ プロはここが違った!食中毒を防ぐ「お弁当作り&詰め方」のポイント5つ
※ せっかくのお弁当が菌だらけ!? 子どもを食中毒から守るためのポイント3つ
【PICK UP! Sponsored 記事】
※ コレなら私でもできちゃう!野菜を使ったお弁当のおかず「簡単小ワザ」4選
※ えッ冷凍NG!? 「お弁当に入れられない禁止おかず」ワーママのピンチ!への対処術
※ 運動会のお弁当はコレで決まり!「手づかみで食べやすい」子どもに人気の旬のおかず5選
※ プロはここが違った!食中毒を防ぐ「お弁当作り&詰め方」のポイント5つ
※ せっかくのお弁当が菌だらけ!? 子どもを食中毒から守るためのポイント3つ
【姉妹サイト】
※ 逆効果だった!すればするほど「夫婦関係が険悪になる」妻の行動3つ